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鬼沢 邦雄; 鈴木 雅秀
IWG-LMNPP-95/5 (Vol. I), 0, p.279 - 293, 1995/00
原子炉圧力容器鋼材の延性脆化遷移温度における破壊靱性評価法について、統計手法及び破面観察による検討を行った。主にシャルピー型の破壊靱性試験片を使用し、IAEA共通鋼材JRQの評価を行った。ワイブル型の統計解析により、シャルピー型試験片で下限破壊靱性を評価できることがわかった。ただし、この場合10本程度の試験片が必要となる。破面観察からは、延性き裂が発生している場合に、延性き裂発生点の推定が可能であり、それにより保守的な評価が可能である。統計手法により求めた破壊靱性遷移曲線の中性子照射によるシフト量は、シャルピー遷移曲線のシフトよりも、やや大きいことが示された。
湊 和生; 福田 幸朔; 井川 勝市
Journal of Nuclear Science and Technology, 19(1), p.69 - 77, 1982/00
被引用回数:8 パーセンタイル:65.74(Nuclear Science & Technology)高温ガス炉用TRISO型被覆燃料粒子から取り出したリング状のSiC層に対して、強度およびヤング率の測定を行なった。用いた試料は、未照射のもの4種および照射したもの2種である。その結果、大きな結晶粒(約5m)から成る柱状組織のSiCは、小さな結晶粒(1m以下)から成る帯状組織のものよりも強度が大きかった。前者のSicの強度は1700MN/m以上であったのに対し、後者のSiCの強度は1600MN/m以下であった。密度の低い(3.14g/cm)SiCの強度は、ここで用いた試料の中で一番小さかった。核分裂片による照射によって、小さな結晶粒から成る帯状組織のSiCの強度は、14%増加した。一方、大きな結晶粒から成る柱状組織のSiCの強度は、照射によってほとんど変化しなかった。ヤング率は、324~381GN/mの間の値であったが、SiCの微細組織や照射によるはっきりとした影響は認められなかった。